激安!!ブラジル産のお肉、実はブラジル人は絶対に食べない!?というデマ

今年の3月頃。
酵素フード協会という団体が書いた「激安!!ブラジル産のお肉、実はブラジル人は絶対に食べない!?」というネット記事がいたるところで拡散された。

悪質なデマだと思ったが、一応自分でも英語で「ブラジル人はブラジル産の鶏肉を食べない」「アメリカ、ブラジル産の鶏肉は輸入禁止」等の語句をネット検索したが他のソースは見つからなかった。

が、様々なサイトに拡散された「酵素フード協会」の記事に対するコメントには、信じてしまった方々の書き込みも多くみられた。

その記事がこのたび正式にブラジル大使館からの抗議で削除された。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140722/3118401.html

大阪の社団法人が、ホームページに、「ブラジル産の肉は毒入りだ」などと書いた記事を掲載し、ブラジル大使館の抗議を受けて、削除していたことが分かりました。
大使館は、「まったくの虚偽で、科学的な根拠がない」として、風評被害に注意を呼びかけています。
全国で食品や美容に関する講習などを行っている大阪の一般社団法人は、去年10月、ホームページに、「ブラジル産の肉は、汚染物質と同等の毒入りでブラジル人も食べない」などと書いた記事を掲載しました。
記事は、大手のインターネットサイトにも転載され、▼フェイスブックでおよそ5000件、▼ツイッターでおよそ550件の拡散が確認され、ブラジル大使館の抗議を受けて、6月末に、ホームページから削除されました。

こちらはブラジル大使館の注意喚起です。
http://www.brasemb.or.jp/top_topics/notacarne.html

日本における「酵素フード協会」と名乗る団体は自らのホームページでブラジル産肉類についてまったくの虚偽で、中傷的で、技術科学的根拠の無い記事を掲載しました。

ブラジル産の肉類は高い知名度を誇り、その高品質および衛生安全性は世界の市場規模によって証明されています。その協会の 偽りとは逆にブラジル人は70%から80%の自国産の肉類を消費し、国内はもちろん、世界150ヶ国以上に受け入れらている事実はその信用性を物語ってい ます。

ブラジルの畜産ではホルモンなどの使用は国内法で絶対的に禁止されています。更に、抗生物質等の使用には、国連食糧農業機関(FAO)の定めるコーデックス食品規格(Codex Alimentarius)を、日本を含む加盟国同等、厳守しています。

ブラジルは現在、牛肉および鶏肉では世界一の輸出国であり、豚肉に関しては4番目の輸出国であります。これらの成果はわれわれの高い品質基準によって可能になったと確信しています。

みなさんネットのデマには気を付けましょう。

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